みなさまこんにちは〜
今回は知る人ぞ知る吉野石膏コレクションが練馬区美術館に来ていたので行ってきました!
今週末までなので、、ギリギリ滑り込み。
という感じでしたが。
吉野石膏さんの志の素晴らしさをちゃんと残しておきたいと思って簡単な備忘録バージョンですがブログにしてみましたー。
吉野石膏コレクションとは?
《MEMO》
吉野石膏株式会社
創業者一族、須藤家が4代に渡り実業
その一方で、従来の企業コレクションとは一味も二味も違う。
1901年
山形県吉野村 石膏 設立から始まる
人々の真に豊かな生活実現のため、精神的な豊かさにも貢献したいという思いから
国内外より優れた絵画を収集
吉野石膏コレクションが生まれた
山形美術館、天童市美術館に寄託
定期的に公開
『絵画は人に見られることで生を与えられ
、語られることでさらに成長し、単なる作品のありようを超えて複雑な響きを鳴り渡らせる。』
図録 はじめに 野地耕一郎より
↑何だかとてもこの言葉に感動した
@練馬区美術館
はじめましての、練馬区美術館は入り口から可愛いアートな動物たちが出迎えてくれてとても賑やかでした。
入り口玄関には、なかなからお目にかかることはできない1877年製造のスタインウェイ社スクエアピアノピアノがありました。
第一章 ルネサンスの美しい本
ヨーロッパ中期、ルネサンス時代。
まだ印刷という技術がなかった時代の全て手書きの美しい本の数々
本の周りの装飾も細かく繊細に描かれていました。
途中にどのような道具を使って描かれていたのかなどの展示や
実際に使われていた動物の皮を使った紙を触ることができたり。美しいタペストリーなども飾られていました。
吉野石膏コレクション《絵画の部》
来ていた絵画の中で印象的だったもの↓
カミーユピサロ
《ロンドンのキューガーデン》
雲の紫の色がたまらない感じ。最高。
1892年。そんな前からキューガーデンあったのにびっくり。変わらず素敵なイングリッシュガーデンでした。
カンディンスキー
以前、三菱第一美術館などでも行われていた吉野石膏コレクション
そこでカンディンスキーを見たのを覚えていたのでもしかして、、と思い見に行ったらやっぱりいました
黒のカンディンスキー
なんかやっぱすきー。
わたしのメンターここにいた!って感じで何度見てもハッとする。
そしてちょっともっと勉強したいと改めて思いました。緑の意味とか線の意味とか。。
ピカソ
ドラがいた!
この時は、ピカソの目はどらに向けられてて幸せだったのかなって感じの優しさがあった。他の絵は泣いてたりしたのもあったから。
モネ《ジヴェルニー付近のリメツの草原》
色合い、いやされるー!
睡蓮のようなインパクトはないけど、
なんだかんだとても印象に残っていて、振り返ると1番に思い浮かぶような絶妙な色合い。春にぴったりな一枚でした。
渡辺省亭
2枚の対照的な絵。それぞれの季節を表す花びらがさりげなく落ちてくるという表現で春と秋を感じさせる日本画
その控えめなんだけど、気づいたときにあっ!と思わせる感覚が沼。
日本画のこの繊細な美しさにハマりそうな一枚
ゴッホ
《静物、白い薔薇の花》
隅っこにしおらしく巨匠がたたずんでました
遠目から見ると上品な感じ
よく見るとゴッホの筆遣いを感じる素敵な絵
花の色はなぜかオレンジの花。
まだ花は咲いていないのか、、?
見ながら色々考えるのが楽しい一枚でした
その他にも、
ピサロの息子が設立した
エラニープレスプライベートプレスコレクションというのがあり、印刷物や版画とても可愛らしかったです。
このときに、挿絵として木版に再び注目したのがウィリアムモリスだそう。
そしてゴッホはカミーユピサロの息子リシュアンピサロと交流があったらしい。
ゴッホの弟テオはピサロの支援者。
ゴッホの葬儀にはリシュアンも参加したそう。✍️
ピサロ親子とゴッホ兄弟の微笑ましい交流を知ることができました。
そんなこんなで駆け足で紹介しましたが、
絵画のほうは撮影NGだったので、
気になる方はHPで検索できるのでこちら↓でぜひチェックしてみてください。たくさんの素敵な作品をお持ちなのでお気に入りが見つかるはず。そして素晴らしい膨大なコレクションの数々に口をあんぐりするはず。
ちなみにピンクのカンディンスキーも持ってます。(カンディンスキーオタクよりw)
終わりに
駆け足で吉野石膏を紹介しましたが、今月は直島にも行ってきたのでそのことも書きたい書きたいとおもいつつ、ボリュームと感動が大きすぎてまだまとめきれてません。
思い出すだけでニヤけてしまう地中美術館など、これからまた少しずつブログにしていきたいと思いますので気が向いたらぜひまたみてくださーい。
それではまたー!
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