どーも、ごぶさたしてます。

みなさんおげんきでしたか??

先日、天気のいい土曜日の昼間に渋谷に行くという、普段の私なら絶対にしない選択をしました。

仕事ならまだしも休みの日に行くなんて、、

絶対激混み、人混みやだな〜と思いながらも

どうしても見たい映画があったので

今年1番のやる気を振り絞っていざ渋谷へ。

その見たい映画というのがこちら

映画『見えるもの、その先に〜ヒルマ・アフ・クリントの世界』

@渋谷ユーロスペース

 

ヒルマアフクリントは女性で初めて抽象画を描いたとされる画家。

カンディンスキーやモンドリアンと同時代に抽象的絵画を書いたと言われ、今ようやく発見され注目を集めているアーティストです。

ヒルマアフクリントとは?

ヒルマアフクリント

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スウェーデン生まれ。

スウェーデン王立美術院で美術を学び、卒業後、当時の女性としては珍しい職業画家として、植物や風景画など伝統的な絵画を描き成功を収めていた。

一方、彼女は多感な青春期から霊的世界や神智学に関心を持っていて、それは妹を亡くしたことにより強くなる。

神秘主義に傾倒した彼女は、独自の表現の道を歩みはじめ、同じ思想を持った4人の女性芸術家と結成した芸術家集団『De Fem(5)』での活動やルドルフ・シュタイナーとの出会いなどを経て、一層輝きを増していく。

しかし、同時代の画家たちが新たな芸術作品を発表し、広く展示を行う中、彼女が自身の革命的な作品を公表することはなかった。

そして、死後20年間はそれを世に出さないように言い残し、この世を去った

(プロフィールをパンフレットから抜粋)

 

世界中に知られたきっかけ

各地の展覧会で評判を呼び、彼女は突如として世界に発見されました。

彼女が世界から注目されるきっかけとなったのは2019年のNYのグッゲンハイム美術館での回顧展。

回顧展には当時、同館史上最高の60万人の入場者が詰めかけたそうです。

グッゲンハイム美術館は螺旋状の展示室が特徴。

ヒルマの作品にはアンモナイトのような渦巻きがたくさん描かれています。

そのヒルマの絵と螺旋状の展示が重なってより話題になったそうです。

映画のアフタートーク

公開初日、上映後のアフタートークに専門家のお二人が来てお話してくれました。

深川雅文さん(キュレーター)

蔵屋美香さん(横浜美術館館長)

映画だけでは分からないマニアックなお話が聞けて面白かったです。

ヒルマアフクリントがカンディンスキーより先に抽象画を書いていたというのが強調されていたけれど

ヒルマとカンディンスキーはよくみると違う道を歩んでいてまた別物という話を聞けたり

その他にも、横浜美術館館長の蔵屋さんはヒルマについてイラストで解説してくれて、

ヒルマの絵は青と純白は女性、黄とバラ色は男性を表しているなど色や形にはみんな意味があることを教えてもらいました。

イラストがすごく分かりやすくて可愛かったのでパンフレットに掲載されていたので思わず購入してしまいました。

ヒルマアフクリントを知ったきっかけと感じたこと

私がヒルマアフクリントを知ったのは

YouTubeであるアーティストがヒルマアフクリントの画集を紹介していたのを見たのがきっかけ。

やわらかい色使いで、パッとみて女性が描いたのかなとおもう優しい配色の紫色のパッケージ。

デザイン系なのかと思ってみたら、

めちゃくちゃ抽象的。

一つ一つの絵に何かの意図を感じる絵。

感覚的にしか見ることしかできないから、

その時は何を書いているのかは理解できなかったからなんかイイな〜、と思うくらいでした。

で、今回の映画化。

ヒルマアフクリントの謎に包まれた正体が

色々わかるにつれてとても面白く

こんな逸材がまだ世界に知れ渡っていないなんてと興奮してしまいました。

〈自画像〉

私はカンディンスキーが好きなのですが、同時代にこんなに素敵な抽象画を描いている女性がいたという事にも驚いたとともに、

ヒルマは今から100年も前に、職業画家として経済的に自立していたということの凄さ。

自立した女性。

今だからこそ、ヒルマアフクリントが注目されることに意味を感じました。

そして、絵画を描いて自立するだけでも凄いのに、

もっと凄いのは、社会には受け入れてもらえにくい精神世界の表現をしていくという攻めた感じ。

死後20年はそれを世に出さないようにと言ってこの世を去ったそうですが、その理由は謎。とのこと。

だいぶ攻めた作品だから、まだ理解されないと思ったのでしょうか?

死後70年を経て、今やっと世界がヒルマの魅力に気づき始め話題に。

世界がやっとヒルマアフクリントに追いついたのかもと言われるほど。

死後20年は公開しないようにと言っていたヒルマ。

グッゲンハイム美術館ではヒルマの絵を見る為に60万人が来場。

20年以上経てば、理解してもらえると分かっていたのかな?とか思ってしまいます。

密かに描き続けた絵は3メートルにも及ぶ絵があるそうです。

ヒルマアフクリントを見たいと思ったらまだ今回の映画でしか見ることしかできないので、

早くどこかで実物を見て、彼女の表現する何かをこの目で見てみたいと願うばかりです。

というわけで、今回はアートバージョンのブログをお送りしました〜

世の中にはまだまだ知らないことがたくさん。

ほんと世界は私たちを毎日飽きさせる事なくを楽しませてくれます。

最近の皆さんの新たな発見はなんですか?

私は土曜の渋谷も活気に溢れていて面白くていいかもと新たな発見をして帰ってきました〜。

それではまたー🐈

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