今回はまたまた、スリランカ旅から離れて、箸休みシリーズブログの更新です。
最近、原田マハさんの作品にハマりにハマっています。
『マハにハマ』
下から読んでも
『マハにハマ』
マハにハマっているという言葉の遊び感がかわいくてなんかおもしろくならないかなーと下から読んでみたけど、なんかおもしろくならなかった。涙
#マハにハマとか
マハさんに失礼でした😅
そして、そんなことは本当にどうでも良くて、、😅
原田マハさんの小説の衝撃的なエモさを、こんなに素晴らしい小説を書く日本人がいるという事を伝えたい一心でこのブログを必死に書いています。
最初にアートと本が大好きな人にオススメしてもらって読んだのが、
『楽園のカンヴァス』という作品。
この作品については、感動しすぎて号泣しながら読んだ経緯があるので気軽に紹介するのが引けるほど。今度、時間があるときにじっくり紹介するので気になる方はお先にこちらからあらすじなどをどうぞ↓
この『楽園のカンヴァス』を読んだあと、『暗幕のゲルニカ』を読んだのですが、この二つの作品には共通の登場人物がピカソともう1人出てきていて作品の繋がりが感じられて時系列を意識して読み直したり、何度読み比べても、面白い2冊です。
そして今回の主役
『暗幕のゲルニカ』
9.11同時多発テロが起きた後、アメリカはイラクへの報復を宣言しました。その際に、会見場所の国連にいつも掛けてあるゲルニカのタペストリに暗幕がかけられていました。誰がどんな意図で暗幕をかけたのか?
これは実際にあった出来事です。
この事実からマハさんが衝撃とインスピレーションを受けて、
9.11が起こった現代とスペイン内戦中に生きたピカソが制作した衝撃的な作品であるゲルニカを書き上げた時期の過去を行ったり来たりしながら、ゲルニカを巡る陰謀に迫るミステリーです。
ノンフィクションなところもありますが、
史実に基づくストーリー展開のため、実際にピカソが生きていた時代の感覚をリアルに感じることができ、本当に一気に物語の世界観に引き込まれます。
スペインのゲルニカという街が無差別に空爆されたことをきっかけに、ピカソが怒り、苦悩し書き上げて生まれたというゲルニカ。
もともと私はアートが好きで美術館によく行くのですが、色や質感など感覚的にアートを見ることが多かったので、作品や画家に対しての知識はあまり詳しいほうではありませんでした。
でも、今回改めて画家の想いや創られた経緯をマハさんの小説を通して知り、そしてゲルニカの唯一無二の存在感を感じ圧倒されました。
そしてアートで、社会を直接変えることはできないかもしれないけど、作品一つを動かすのにかかる労力や、その作品を置く場所ひとつにもいろんな意味や意図が生まれ、社会にメッセージを残し、想いを伝えることはできるということを知りました。
そして、
より作品への愛が深まり興味が湧くきっかけになり、実際に作品を見たいという気持ちが強くなっていたところ、、、
まさかの、日本の群馬にゲルニカが!
最初、ウソでしょ?
と思ったけれど。
調べて行ったら、原画ではないけれど、世界に3つしかないタペストリのうちの一つが群馬に!
ピカソが認めた織師が作成した価値のあるタペストリが群馬県立美術館に。
それが今回は同じ群馬の群馬県立館林美術館で、他のピカソの作品とともに特別に展示されているのを見てきました。
小説『暗幕のゲルニカ』を見たばかりでしたので、大興奮。
まさかの、ゲルニカの制作段階などやゲルニカを書くきっかけになったスペインの内戦の様子なども詳しく展示されていたので大興奮でした。
中は写真を撮ることができずタペストリの迫力を紹介できないのが残念ですが、ピカソのこれでもかというアートへの情熱をたくさん浴びて帰ってきました。
マハさんも、少し前にトークショーできていたらしくサインが!
トークショーに行けなかったのは残念でしたが、マハさんと同じ場所でピカソを感じられたというだけでも大収穫。
そのほかにも、かわいいピカソグッズが!
迷わず、購入。
これで毎日ピカソと一緒。w
今もなお魅力的すぎるピカソにゾッコンの1日でした😊😘
そして本物のゲルニカもスペインに見に行く
と新たな野望を抱いて帰路についたのでした。
ぜひ皆さんも、原田マハさんの作品手にとってみてください〜。
この記事へのコメントはありません。